信州須坂市 蔵造りの町家2018年版はここが違う!
2018/04/06>>2018年改訂版 販売及び予約のお知らせ
電子版(Kindle版)はアマゾンで本日より販売しております。
製本版は現在制作中です、完成次第販売いたします。
ご予約を受付けております。
著者が改訂版の想いを語る
著者:玉水新吾氏
2014年にアマゾンKindle版において、「信州須坂 蔵造りの町家」というタイトルで、出版しましたが、この度「2018年改訂版」をつくりました。
わずか5年の経過ですが、随分と状況が代わってきていますので、改訂しました。
須坂市を訪れると、以前に在った町家も解体撤去され、所有者が代わり、賃貸されています。
歴史のある町家が点在する素晴らしい街並みですが、住まいとしての保存はやはり難しいようです。
一方、店舗としてはかなりうまく活用できているように思います。
町家は増えることはなく、減る一方ですが、活用により少しでも永持ちさせて欲しいものです
著者:岡崎格郎氏
明るい近代的な須坂の蔵つくり町家に初めてであったのは2013年秋でした。1年かけて四季それぞれの蔵造りの町並みを拝見し、カッタカッタ祭り、花火大会、果物の収穫祭などに参加し、須坂の控えめながら豊かな文化の持つ魅力に感激しました。建物の特徴などを「信州須坂 蔵造りの町家」にまとめました。街並みを歩くときには、青木廣安先生、丸山武彦先生が1988年出版された著作『信州須坂の街並み―風土が生んだ民家群―』をガイドブックとして活用させていただきました。この著作では昭和60年(1985)から平成元年(1989)の須坂の町家について、絵と文で生き生きと紹介しておられます。
1988年から2013年の25年間で、両先生が紹介された64件のうち14件がなくなり、3件が歴史的建築園へ移築されました。2013年以降現在までに「信州須坂 蔵造りの町家」で紹介した旧須坂藩の大長屋、旧今井金物金具店もなくなりました。
今回の改訂版では、2013年以降で用途や外観の変わった建物、建物内部を拝見する機会を得た田中本家の客殿について加筆しました。また、番外編として須坂の魅力ある文化を感じる仙仁温泉「岩の湯」とJA須坂井上支所を紹介しました。仙仁温泉「岩の湯」では素晴らしい温泉に加えて、ゆったりとくつろげるロビー・閲覧室・宿泊室、見た目も美しくおいしい料理と須坂の上質の文化を満喫でき
ます。JA須坂井上支所の建物は、明るくおおらかな須坂の風土によくにあう近代洋風建築です。
須坂は、蔵つくりの建物だけでなく、上質で豊かな文化に満ちたらしい町です。須坂らしい衣食住を味わえる町並みつくりが進んでいます。これからも奥に秘めた豊かな文化が花開くことを楽しみにしています。
平成30年5月
岡崎格郎
製本版書籍は、須坂市観光協会にて取り扱い販売中!
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